同校の歴史は1898年(明治31年)、アメリカに本部を持つセブンスデー・アドベンチストキリスト教会(プロテスタント)の宣教師グレンジャー博士が港区芝に和英聖書学校を開設したことに始まる。
その後、1919年(大正8年)、キリスト教精神に基づく一貫教育の必要性に着目し、小学部、中学部、高等部を開設。56年(昭和31年)には小学部が練馬区に移転し、東京三育小学校と改名し、現在に至っている。
同校が大切に考えている三育教育は、単に学校で学んでいるだけの期間をさすのではなく、その後の全生涯に関わる教育(トータルエデュケーション)をさしている。
その中で、頭と心と体の基礎が形成される小学校の時代に、キリスト教の価値観を土台に据えた、「知育」「徳育」「体育」のバランスの取れた教育を創設以来、変わらずに続けている。
その一環として同校が特に力を入れているのが、「心の教育」だ。
児童たちは礼拝や聖書の授業でイエス・キリストの姿を学びながら、何が正しいか、何が間違いかを自らが判断し、行動するための価値観と他者を思いやる心を身につける。また、老人福祉施設への訪問や近隣の公園での清掃活動などの奉仕活動を通じて、他者のために役立つことが真の喜びであることを体感する。
こうしたプログラムを体験することにより、児童自身が将来、卒業した後、進学、就職、結婚、またさまざまな困難や人生の岐路に立ったとき、何をすべきかを自分の頭で考えられる深い知恵を身につけるのだ。
世界のどこに行っても英語は必要なコミュニケーションツールであるという考えから、同校は1年生の段階から1回20分の授業を行っている。 低学年では「聴く・話す」といった音声から入りながら直感的な英語のセンスを身につける。高学年では、アルファベットとフォニックス、そして簡単な文法を学ぶことによって、読み書きを中心とした中学校以降の学びに向けて十分に準備する。 こうして小中高12年間で一貫して英語を学ぶことで、高い英語力を培い、高校卒業後は、世界各地にある系列大学をはじめとする海外の大学に留学するなど、世界に視野を広げる生徒も多数輩出している。 |
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また、同校は、小学校入学前のプログラムとして子どもの基礎能力と環境適応力を高める「Pre-Primary Class(プリ・プライマリークラス)」を開校している。 |
都内でも人気を誇る街吉祥寺からバスで約10分。 周辺には緑も多く残る閑静な住宅地に位置している。 そのほか荻窪、武蔵関からもバスが発着しており、3駅での通学が可能。 |