inter-edu世界のスタンダードは今、女子の理科力にあり!

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8月28日夏休み最後の土曜日、品川区にある小野学園女子中学・高等学校では「サイエンスオープンキャンパス」が行われた。今年で4回目の当イベント、小学校4年生から中学校3年生までの女子だけで200名近い参加者を集めるという人気ぶり。

当日は受付・誘導から実験指導まで、中学・高等学校の生徒たちが主役となり、学校中でお迎えする。
「昨年まで誘導係をやっていたのですが、先輩が上手にやっているのを見て、今年はプレゼン係に立候補しました」という生徒も。2日間のリハーサル日を設けた練習の成果は如何に…?! 当日の様子に迫ってみた。

女子の理科力が問われる理由

今年はロボット講座が必須。「中1・2年生では『サイエンスデー』という日があり、ロボットのプログラミングを行います。今回はその事前体験という意味も込め、必須講座としました」というのは教頭の長谷良一先生。監修をつとめる京都大学の北原達正先生にもお話を聞いてみた。

京都大学の北原達正先生

インターエデュ(以下エデュ):今の日本の理科教育をどうご覧になられていますか?

北原先生:日本では女子の科学的素養を育てる教育がとても遅れているように思います。ですが、今後、コンピュータはますます技術革新し、ピアノやバイオリンを職業にするよりもプログラムを書く仕事の方が割合としては増えていくでしょう。世界でも貧しい国の子どもたちが必死に勉強しています。日本でも国際スタンダードとしての理科力をつけていく必要があります。

エデュ:小野学園の理科教育についてどのようなご感想をお持ちですか?

北原先生:サイエンスを通して培われる論理的思考、問題解決力、コミュニケーション力、試行錯誤する力をうまく使った教育を小野学園では行っているように感じます。女の子の中にも理科に対するエキサイト(わくわく感)からインタレスト(興味)へとつながる土台は必ずあります。それを中高一貫校で学べることで継続的に素質を耕していくことができると思います。

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さらに昨年もインタビューを行ったお茶の水女子大学の森義仁先生にも、今年のご感想をうかがった。

森先生:理科で大切なのは、ただ教科書に沿って勉強をするのではなく、勉強内容が生活とどう関係があるのかのストーリーを作ること。小野学園の生徒のみなさんはストーリー作りがとても上手で、このサイエンスオープンキャンパスでも、その豊かな発想力とパフォーマンスで、参加者を大いに楽しませています。私も大学のサークルの学生たちと、プログラムのお手伝いをしてきましたが、もう私たちの出る幕がないほどです。

このように一貫した教育法で生徒を伸ばしていけるのは、私学ならではの強みです。このサイエンスプログラムを通じて、理科を楽しめる人がきっと増えると思います。

生徒・参加者インタビュー
生徒の感想 参加者の感想
  • 練習の時にエタノールを引火させてしまい、そのあと数えられないほど練習しました。本番では緊張しましたが、無事に成功し、練習の成果を発揮することができて良かったです。(高1)
  • 試験管が割れるというハプニングにも冷静に対処できました。みんなよく飛んで、楽しめてもらえて良かったです。先生はもっと飛ばせるんですよ!普段の授業でも楽しみながら実験しています。(黒色火薬担当)
  • 私もサイエンスオープンキャンパスに参加して、「この学校へ入りたい」と思ったので入学してからプレゼン係はずっとやっています。今日来てくれた子たちにこの学校の面白さが伝わるといいな。(高2)
  • 先輩がやっているのを見て、今年は自分で立候補しました。緊張しましたが、来年もやりたいと思います。小野学園の特徴は他の学校にはない器具が使えることです。(中2)
  • 塾でイクラ作りのプログラムを知り、作ってみたくて参加しました。思っていたより簡単で楽しかったです。(川崎在住・小4)
  • メールマガジンでイベントを知りました。友人のお姉さんが通っていて、興味を持ったようです。今回の参加をきっかけに、もっと理科を勉強してくれると良いと思います。(川崎在住・小6の母)
  • ホームページでイベントを知り、近所なので遊びに来る感覚で参加しました。イクラを楽しそうに作っていたので、参加して良かったです。(品川在住・小4の母)
  • 説明会は2回来ましたが、オープンキャンパスは初めてでした。子どもも楽しそうで入学してもうまくやっていけそうな気がします。(横浜在住・小6の母)
理系大学進学率と偏差値
  • ※理系大学進学率=理系4年制大学進学者数(浪人生を含む)/全4年制大学進学者数
  • ※偏差値と理系大学進学率の関係は、森上教育研究所が平成20年4月、首都圏女子中高一貫校 44校にアンケート調査をした結果による
  • ※偏差値は、「平成20年度用第3回合不合判定テスト80偏差値一覧」の偏差値を使用
  • ※小野学園の進学率は平成21年度卒業生の進学率
平成23年度 特待生入試要項
第2回
試験日:2月2日(水)
15:00~
2科・3科選択
国語(100点・50分)
算数(100点・50分)
理科(実験レポート 50点・70分)

ある実験を通じて、次の3つの力が身についているかどうかを、
論述形式で問います。

問われる力1どのような変化が起こるのか等の仮説を、
実験材料・実験器具・条件から考える力
問われる力2本校教員が行う実験でポイントとなる点を観察する力
問われる力3実験の結果に対し、なぜそうなったのかを考察する力

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