高木:時田さんがZ会に通われたのは中学1年の夏期講習からということですが、塾に通われたきっかけはどういったことですか?
お母さま:中学校に入って、数学が少し苦手科目になりつつあったので、このまま苦手意識が強くなり、「数学は諦めた」という状況になってしまうのではないかという危惧がありました。また、英語は非常に得意でしたので、得意分野をさらに伸ばせればいいのではという思いがあり、通塾を考えました。
高木:時田さんは、中1の夏期講習で数学を受講されていますね。初めは標準のクラスだったようですが、夏期講習の終わりには上のクラスに上がっています。その時のことは覚えていますか?
時田さん:うれしかったです。基本から丁寧に教えてもらったので、スムーズに数学に入っていくことができましたね。おもしろくて、質の高い授業でした。
高木:夏休みという時間的にも余裕のある時期に、弱点補強ができたことは良かったですね。その後、数学の苦手意識は克服できましたか?
時田さん:はい。ずっと受講していくうちに数学が大好きになりました。
高木:特にZ会を選んでいただいたことには、何か理由はありますか?
お母さま:通塾を考えた際、まず頭に浮かんだのがZ会でした。東大合格者を多数出していましたし、実は私も通信教育という形でZ会にお世話になっていました。添削されて返ってくる答案が丁寧でわかりやすく、正解したものに関しても、他の考え方やより簡単で覚えやすい方法などアドバイスがあって、毎月続けることができました。それで、まずはZ会にお世話になってみようと思ったんです。
高木:中学生の時など、学校と塾とで体力的に厳しかったことはありませんでしたか?
時田さん:中学生の頃は、学校の授業が午前中で終わる土曜日に通っていたので、それほど大変だと思ったことはありませんでした。
高木:Z会は平日も土曜日も、両方に講座を開講している教室が多いので、うまく選んでいる方が多いですね。また、部活がかなり忙しく毎週同じ曜日、時間に通うのが難しい方は、通信教育を利用されたり、振替制度を利用したり、今年度から開設された個別映像講座を利用されたり、自分に合った方法を選べると思います。
高木:高3になって受験勉強は、どのくらいしていましたか?
時田さん:朝から晩までずっと勉強しているということはありませんでした。
お母さま:健康面においても、睡眠時間を確保することはとても大切だと思っていましたので、高2の頃までは12時ぐらいには、必ず床に入るようにと気をつけておりました。さすがに直前になると、そうはいきませんでしたが、ぎりぎり1時くらいまでということで注意していましたね。高3の3学期になると登校はなくなり、自宅学習という形になりましたが、とにかく早寝早起きというペースを崩さないように、非常に気を遣いました。
高木:勉強のことで、お嬢様にアドバイスしたことはありましたか?
お母さま:私どもにできることはございませんでしたので、すべて学校とZ会にお任せしておりました。
高木:自宅では、お嬢様とどのような会話をされていましたか?
お母さま:学習面や進路のことを話し合うことはあまりなく、ごく日常的な会話をしていました。娘には自分の部屋を与えているのですが、なぜかリビングの食卓でずっと勉強していましたので、娘が勉強しているのに、ついこちらも話しかけてしまうようなこともありまして…(笑)、テレビや私達の会話の騒音をくぐり抜けて勉強しているという感じでしたので、本当に大丈夫なのかなと思うこともありました。
高木:リビングで勉強していたのには、理由がありますか?
時田さん:ただ単に、部屋の机の上が汚かっただけです(笑)。
高木:周囲の音はあまり気にならず、集中できました?
時田さん:周りの音や会話は聞きつつ、といった感じで、あまり気になりませんでした。
高木:勉強しやすい場所や集中しやすい環境は人それぞれなので、自分がやりやすいように勉強するのがいいと思います。
高木:東大を目指したきっかけはどういったことですか?
お母さま:当初は、とても東大を考えられるような成績ではなく、娘も私立を志望していたようなのですが、学校の個別懇談等で先生の強いお薦めもありまして、東大というとても大きな高い目標を意識しました。日本で最高のレベル学校ですので、そうした環境で娘を学ばせてあげることができたら、それに越したことはないという思いもありまして、娘に勧めました。
高木:それはいつ頃のことですか?
お母さま:高2の最終の志望校調査の時です。
高木:それまでは、時田さんも東大というのは志望校の選択肢の中にもなかったということですね。
時田さん:はい。私立を志望していました。
高木:時田さんの受講していた講座を見ますと、高校2年生の途中までは、英語と数学だけですね。逆に言うと大学受験というのは、東大レベルであっても、低学年のうちに英語・数学をしっかり押さえておけば高3で有利になると言えるのでしょう。ただ、よく中高一貫生には、中学生の時に理科、社会を捨ててしまうと可能性を狭めてしまうことがあるから気をつけるようにと注意しているのですが、時田さんは理科、社会の成績はどうでしたか?
時田さん:10段階で8くらいでしょうか。
高木:それなら、しっかりついていっているレベルですね。理科・社会が赤点ギリギリだったりすると東大をはじめとする難関大現役合格は、少し難しいということになると思うのですが、英語・数学をしっかりやって固め、他の教科は学校の勉強をしっかりやったのが良かったのでしょうね。同じ高校のお友達は、私立を目指す方が多かったようですが、お友達と勉強のスタイルが違っていたりして、大変だったことはありましたか?
時田さん:そうですね。けれども、Z会のクラスの中にいると、東大志望の人に囲まれているのが刺激になり、自然と自分も東大を目指すという気持ちで勉強に取り組めました。
高木:東大受験ということに関して、Z会で特に受講してよかったと思われる授業は何ですか?
時田さん:高2・高3で受講した地歴の授業で答案の書き方を学んだことです。東大は、地歴で600字の論述を書かなくてはいけないのですが、問題文で求められていることを把握して、それに対する答えを的確に書いていかないと、内容的には合っていても得点をもらえません。問題文を正確に把握して、その答えを自分の言葉でまとめるという作業ができるようになったのは、論述の授業で、すごく鍛えられたからだと思います。書いた文章に対して、細かく丁寧に添削していただきました。最初の方は、先生からぎっしり書き込みをされていたのが、徐々に減っていって進歩していくのを感じましたね。
高木:東大に入って良かったと思うことは、どんなことですか?
時田さん:個性のある人が多くて、いろいろなことに詳しかったり、いくつもの才能を合わせ持っている人もいて、とても刺激になるので、良かったと思っています。
高木:本日はありがとうございました。
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中1~中3生・保護者の方対象
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現代文・古文それぞれの分野で、どのようなアプローチで学習を進めていけばよいかを本科担当講師が詳しく解説します。授業では実際に皆さんに答案を作成していただき、提出していただいた答案は添削して返却します。 |
※2010年度合格実績。(2010年5月20日判明分)
※Z会の教室(本科生・講習生)のみの合格者数です。
Z会通信教育受講・模試受験のみの方は含みません。
取材協力・資料提供:Z会の教室
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