インターエデュ
国公立大学に向け、センター8割超の基礎学力を身につける

中学2年生でクラス選択の希望を決定インターエデュ記者(以下エデュ):山本先生は中学3年生のAPクラス担任ということですが、スタートして半年経ちますが、これまでのクラス編成と変わった点を教えてください。

山本康一先生(以下山本):当初APクラスは30人で1クラスを考えておりましたが、希望者が多く80名の希望の中から、いくつかの基準をクリアした38名のクラス編成となっています。とても志が高い生徒が多く、お互いに刺激を受けあっているようです。


山本康一先生エデュ:実際には、Sクラス(スタンダードクラス)と、何が違うのでしょうか?

山本:教科書も、試験も、課題の量も違います。教科書は、英語はバードランド、国語は論理エンジン、数学はチャート式とレベルの高い教材を使っています。ですので、もちろん、試験も異なり、評価も異なります。

エデュ:なるほど。山本先生は進路指導もご担当されているということで様々な生徒さんを大学入試まで送り出してきたかと思いますが、このクラスでの目標は何ですか?

勉強合宿2日目スケジュール山本:目標は国公立大学を念頭に置き、大学センター入試で8割とれる学力をつけることです。のびのびとした学校の敷地環境の中で、可能性がある子が非常に多く、APクラスというクラスを設置したことで、目的意識の高い子がお互いに刺激しあい伸びていくのを日々、感じます。

エデュ:夏には箱根で「勉強合宿」もあったそうですが、どのようなスケジュールだったのですか?

山本:この私が作ったしおりにあるのですが、6時起床で散歩・朝食の後、8時半から90分の授業が2コマ、お昼ご飯を挟んで90分×2コマ、夕食後も90分×2コマで22時まで勉強するという3泊4日のカリキュラムでした。

エデュ:これは、びっくりですね!日々の授業も、「勉強合宿」も大変そうですが、生徒さんは弱音を吐いたりしていないのでしょうか…。生徒さんにもお話をうかがわせていただきますよ。


APクラス選択の理由は、大学に向けて実力を伸ばしたいから!

北澤さんと北爪さんエデュ:お二人がAPクラスに入ろうと思った理由を教えてもらってもいいですか?

北澤さん(以下北澤):私たちは一期生にあたるので、どんなクラスになるのかと、心配でもありましたが、親とも相談して「大学に向けてチャレンジできる」ということで挑戦してみようというのが選択の理由です。

北爪さん(以下北爪):私も自分の実力を伸ばせるチャンスだと思って、両親と相談して決めました。自分に合わなかったらSクラスに戻ればいいし、まずは高レベルを目指そうと思いました。

エデュ:中学2年生の時に大学のことを考えて進路を考えるのは早い気がしますが、大学を意識した勉強は大変ではないですか?

北澤:私は英語が苦手なのですが。APクラスに入ってからは、英語ができる友達との会話の中でだんだんと苦手意識がなくなってきている気がします。中学2年での進路選択は早い気もしましたが、中学3年で「職業体験」に行った時に自分が今、勉強をしなければいけない意味が分かった気がします。将来のことを考えて、今、APクラスを選んでよかったと思っています。

北爪:私も宿題が多いのは大変だと思ったこともありましたが、問題の量を解くことで解き方や考え方が分かってくることも多いです。だから、最近は宿題も自分のためだって思えるようになりました。私も「職業体験」では社会で働くことの大変さと夢をかなえるために勉強が必要なんだということを改めて感じてきました。だからこそ、大学を意識したしっかりと勉強ができるAPクラスを選択してよかったと思います。

勉強風景エデュ:合宿で合計90分×6コマ、3泊4日の合宿で合計27時間の勉強はどうでしたか?

北澤:参加する前は、普段は50分授業なのに90分なんてついていけるのかなという不安はありました。でも、あっという間に終わったと感じる授業もあり、終わった後は達成感さえ感じました。

北爪:私も大学並みの90分の授業は心配でしたが、家にいてもそんなに勉強に集中はできないので、先生と友達と一緒に勉強のための時間を共有できたことはとてもよかったと思います。

エデュ:部活との両立はやはり難しいですか?

校舎北澤:そんなことはないです。私と北爪さんはゴルフ部に所属して週に3日間は練習に参加しています。勉強ばかりしていても、体を動かしたくなるのでAPクラスには部活に入って活発に活動している人が多いです。

北爪:それから、生徒会にも北澤さんと私は参加しています。生徒会も週に1回集まって学校のことや生徒主体のイベントについて決めたりします。生徒会で中学生は4人いるのですが、そのうちの3人がAPクラスです。部活も、勉強も、生徒会も、ちょっと欲張りのようですが、やっぱりいろんなことに挑戦していきたいですね。これも、APクラスに入ったからついたチャレンジ精神なのかな(笑)。

合計27時間の合宿にさえ達成感を感じ、将来の自分像から逆算し、勉強することの意味をきちんと理解している北澤さんと北爪さん。 山本先生が作ったしおりの表紙には19世紀のイギリスの小説家の言葉が記されている。

We are tomorrow’s past.
(我々は明日の過去である=明日の自分をつくるのは今日の自分である)。

この文字通り、生徒たちは明日のために、将来のために、まずは目標である難関大学へ挑戦しようとしている。 2011年には新校舎もでき、グラウンド、体育館、図書館と広大な敷地に充実した設備が整うそうだ。共立女子第二中学校・高等学校の挑戦は、さらに「深化」していきそうだ

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参考:共立女子第二中学校・高等学校の新たな挑戦!難関大学への進学を目指す。(昨年の特集)

取材協力:共立女子第二中学校・高等学校
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