赤堀杏奈さん
2008年6月。少し緊張した面持ちで、机の前に座っていた。意思の強さを表しているかのように、真っすぐに見開かれた目。赤堀杏奈さん(当時小学校6年生)は算数の成績が伸び悩んでいた。
大手塾の偏差値で、算数以外の科目は60を越えているものの、算数は52。志望校は御三家の女子学院だが、算数さえ伸ばすことが出来れば、合格への道は見えてくる。中学受験算数の専門家として、プロ家庭教師の笠井先生を担当教師として紹介し、志望校合格へ向けて新たなスタートを切ることとなった。笠井先生との授業が開始されてから成績は上がり下がりを繰り返しながら、それでも徐々に偏差値の数字は上がっていった。
11月の時点で、偏差値は66。5か月間で何と、14もの上昇を見せた。
そしていよいよ受験シーズンの冬が到来。周りの空気は一段と冷えてくる。埼玉の受験として滑り止めの2校を見事に合格し、本番の2月を迎える。
桜蔭を第一志望に変更し、笠井先生からもらったホッカイロを手に、本番の試験に臨む。
結果は合格。
桜蔭、女子学院ともに合格という華々しい結果に終わった。苦しさの分だけ返ってくる喜び。夢に描いた景色が、今ここにある。
「受験を通して、かけがえのない仲間が出来たことです。志望校合格へ向けて一緒に頑張った仲間と、受験が終わった後に一緒に遊べたことはとてもうれしかったです。」
「算数に苦手意識があったので、分からない問題も多く、勉強が辛く感じていました。塾での授業はレベルが高く、遅れてしまっていました。」
「算数は出来なくても良いと半分諦めてしまっていましたが、先生が少しでも伸ばしてくれようと一生懸命に教えてくれたので、自分も頑張ろうという気持ちになることができました。」
「勉強に専念していましたので、中学に入ってからは勉強だけでなく部活動(運動系)にも力を入れていきたいと考えています。」
「さまざまなもので調べた上で、『面倒見の良さ』という点でLNSさんを選びました。システム面が整っている点も良いところです。最も良い点は、要望に合った質の高い先生を紹介して頂いたことです。信頼してお任せでき、塾の意見よりも家庭教師の先生の意見を優先しました。」
笠井收先生
「元々文系科目には強かったため、算数に絞ってやれば志望校に合格出来ると思っていました。ポイントを押さえて、分からないところを分かるまでしっかり教えることを心掛けて指導しました。」
「分からないことを質問してくれて、教えたことに対して真面目に、一生懸命に勉強して身に付けたので、とても教えやすかったという印象を持っています。これまでに指導した中でも一番頑張り、一番伸びた生徒さんです。」
「中学受験で学んだこの頑張りをこれからも続けてくれると思っています。女子トップの進学校に入ることになりますが、この受験で得た『頑張ることの大切さ』を忘れずに成長して行って欲しいと思います。」