中学からの正しい学習法 中高一貫校の落とし穴

中1の学習が大学入試の基礎となる

中1のうちに身につけるべき学習習慣

現小6生のお子さんをお持ちのご家庭では、4月からの中学校生活に思いを馳せていらっしゃることと存じます。よき友人に恵まれ、部活に精を出しながらも学業をおろそかにせず、6年後には国公立大学に現役で進学する……。ですが、すべての中高一貫校生がそんな理想的な6年間を過ごせるわけではありません。

中高一貫校生の生徒さんがやってしまいがちな失敗のひとつとして、「英語と数学に注力しすぎるがゆえに、他の教科の基礎をおろそかにしてしまう」ということが挙げられます。

英語は文系・理系ともに大学受験において必要不可欠ですし、数学が苦手ですと理系に進学することは難しいでしょう。両者とも中学からの科目であり、かつ早くからの積み重ねが必須であるため、この2教科を軽視することはもちろんできません。ですが、英語と数学にこだわるあまり他教科の学習がお留守になってしまうことは大きな落とし穴となります。

中学生になってから新たな境地に入る教科は、英語と数学だけではありません。国語では古文・漢文が加わり、理科は物理・化学・生物・地学に分かれ、社会では世界史が加わります。英・数の2教科のみを重視してこれらの科目をないがしろにし、定期試験の際は一夜漬けで点数をごまかしてしまう……。こういった学習スタイルを続けているようでは、英・数以外の科目で大学入試に通用する学力を身につけることは到底不可能です。

5教科7科目を要求される6年後の国公立大学の入試を考えると、中学校時代の勉強は、科目を問わずバランスよく学習することで、大学入試で要求される学力の基礎を形作ることを目標にするべきです。

中高一貫校への入学が決まったら、次に意識するべきことは「難関大学に合格できる学力を、6年かけてじっくり身につけていく」ということを保護者さまとお子さまで確認しあうと同時に、中学での学習内容がどういったものなのかを、早い段階で体験することです。

皆様のご家庭で、お子さまが充実した中高生活を送ったうえ、6年後にも合格の喜びを分かち合われることを心から願っております。

春までに10時間で中学の先取り学習

2008年新登場「中学準備シリーズ・中高一貫コース」

春からはいよいよ中学生。中学の学習ってどんなもの? と不安を持っているお子さまも多いのではないでしょうか。Z会の「中学準備シリーズ」は、中学のはじめの学習を楽しく体験していただいて、中学学習をスムーズにスタートしていただこうという目的で制作された教材です。

メイン教材「Z study 中1先取り号」に取り組もう

メイン教材『Z study 中1先取り号』は約10時間で完成できる分量です。毎日少しずつ取り組んだり、週末に集中して学習したり、お子さまの状況に合わせて学習計画を立ててください。

「学習の要点」を読んでポイントを理解する「練習問題」で理解度チェック
「添削問題」に挑戦!成績表で弱点を確認して復讐する。
準備シリーズ 詳しくははこちら

学習カリキュラム

英語
英語
※既習者とは:英語をすでに学んだことがある方で、Hello,I'm Ken.I like soccer very much.I have a brother.His name is Ted.の意味が理解できる方を指します。
未習者 既習者 単元名称 カリキュラム
  導入 アルファベットの書き方
中学の予習1 いろいろな単語/あいさつ
I am[You are]〜の文
This[That] is〜の
中学の予習2 He[She] is〜の文
一般動詞の文
whatを使った文
  付録1 長文を読んでみよう
  付録2 英文を書いてみよう
数学
数学
単元名称 カリキュラム
中学の予習1 負の数に触れてみよう!
「たす」と「ひく」
「x」の登場
文字を使って表そう!
中学の予習2 作図にチャレンジ!(その1)
作図にチャレンジ!(その2)
ねじれってなぁに?
立体を切ってみよう!
国語
国語
単元名称 カリキュラム
中学の予習1 漢字・言葉の知識・論説文
※添削問題は「論説文」からの出題になります
中学の予習2 漢字・古文の基本・小説
※添削問題は「小説」からの出題になります

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