2教科受験の学校が次々と減少し、ほとんどの学校で算・国・理・社の4教科受験が必須となっています。2教科・4教科の選択が可能な学校もあるにはありますが、そういった学校も4教科受験生のほうが有利なケースが圧倒的に多いのが現状です。これからの中学受験生にとって、理科・社会の学習は避けられないものとなるでしょう。 算数・国語とは違い、理科・社会の勉強はどうしても単調なものとなりがちです。お子さまの好奇心・知識欲を早い段階で開花させることができれば、理科・社会の学習における大きな手助けとなります。 以前、インターエデュが中学受験塾の先生方にお話をお伺いしたところ、やはり国語が得意なお子さまは塾に入る前から本が好き、理科や社会が好きなお子さまは図鑑や事典・地図帳などを読むのが好きだった、という傾向があるそうです。逆にいえば、本格的な中学受験をはじめる前からお子さまが事典や図鑑の類いに触れていれば、それが自然と理科・社会の得点力へと直結していきます。 また、難関私立中学や公立中高一貫の入試では、「データを読み取って答えなさい」や「表の数値を参考にしながら自分の考えを書きなさい」といった、分析力・表現力・記述力が要求される問題が出題されます。こういった難関校の問題を解くにあたっては、一問一答の詰め込みで得られた知識よりも、自然と培われた体系的な知識のほうがスムーズに答案を構築することができます。 つまり、難関校を目指して中学受験をはじめようというご家庭では、お子さまの知識欲・知的好奇心を刺激するだけでなく、お子さま自身が知識へとアクティブにアクセスできる環境を作ることが、難関中学合格への第一歩となるといえます。中学受験を始められる皆様には、ぜひ十分な準備の下、お子さまが持っている素質すべてを引き出せる環境を整えていただきたく思います。 |
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