学校選びの重要な要素。それは在校生から見た学校の姿だ。学校が公式に提供する案内ももちろん重要だが、在校生の本音ほど密度の濃い情報はほかにない。
今回、受験生の目線からの学校選びにスポットをあてた。同席の先生がはらはらする中、在校生の本音トークは1時間以上に渡った。
Ak: 推薦で決まっていたので部活(陸上)やってましたね。
Ry: 僕も10月頃に友人に誘われてこの学校に決めて指定校推薦(現単願推薦)をもらいました。
司会: 推薦の人は多いのかな?(6人が手を上げる)一般入試の子はこの時期どうでした?
As: 私は塾に行ってましたよ。都立が第一志望でしたから2月まではがんばっていました。
Na: 私はそもそも高校を受けるのを11月頃にやっと決めました。だから一般ですね。
Ya: 僕は都立志望だったのですが、ここの合格をもらい都立は受けずに明誠に決めました。
Yu: それはやっぱり近いことです!(相模湖在住)私立で近いところ=明誠でした。
Ma: 私立で探していたのですけれど、大学付属に絞っていましたね。やはり進学したかったので。2校で迷ったのですが(大学の)学部の多さで明誠にしました。もうひとつの学校は目指している学部がなかったので。
Th: 僕も大学付属で探していました。都内の日大付属も考えたのですが、進学の有利さを考えて明誠にしました。
Ak: ラッシュは嫌だったし近さも大きい。山梨は遠いとのイメージがあったのですがむしろ通ってみると近いですよ。電車は学生であふれているからそれなりに混んではいますが都内に向かうよりまだましでしょう。
Ry: 大学の付属。はっきりいってこれですね。
Tk: 入りやすさかな。塾へ行っていたのですが都立の子は冬もず〜っと大変そうだった。それに大学行くのに今すごくつらそうに勉強している。受験勉強しても日大以下なんてことは平気であるし。
皆: そうそう、大学受験でがんばって日大に届かなかったりしている。だったらはじめから付属にするのが賢明でしょ。
Ma: 先生がやさしい!
Na: そう、若い先生が多いから接しやすい!
Yu: 学食があるのが良いですよ。売店しかないって学校もあると友達に聞きました。
As: 入学前のイメージだと私立は規則が厳しいとのイメージがあったんです。でも、割と自由にやらせてもらえる。
Ak: 施設(建物)は都立のほうが良いかもね。
Ma: 野球のグランドはうちの方がいいと思うけどな。
Ak: 陸上部はラグビーとサッカーに取られて練習が大変だったよ。でも最近になって、色々工夫してやるようになったね。
As: 軟式はあるのに硬式の専用テニスコートがない!これは残念だね。
Ma: 文化祭がちょっと冷めているかな。予算も厳しいし。
Na: 大学に触れる機会は多いかな、色々行事してくれるので。
As: そうそう、都立だったら自分で何でもやらなければダメだけれど、明誠だったら情報とか先生がくれるよね。
Na: いまからでも遅くない!(彼女は直前に一般受験を決めたそうです)
Ak: 自然が多い!遠いイメージがあったが案外近かった。でも電車の本数少ないなぁ〜。
Ma: (大学は)いろんな学部から選べる!
Th: 色々な地域から来るので広い範囲に友達が出来ますね。
As: 付属同士のつながりがある(部活や委員会毎などいろいろイベントがある)ので方言を教えてもらえるし、友達が出来る。
Na: 他の付属で知り合った友達の同級生とかが同じ学部になるのがわかるから、大学に入る前から友達が出来る。
入学前から進みたい学部をイメージしていた生徒は4人。そのうち2人はその学部に出願した。学部が多いからこそぎりぎりまでどちらにするか悩んだ生徒も。
中学受験では入学前から大学の学部を意識することは少ない。周囲が勝手に是非医学部にということはあっても本人たちはまだリアリティを持ってそれを目標とすることは難しい。しかしながら、高校受験ではそれが可能だ。日本大学は真の総合大学といえる。一般的な総合型大学が持つ学部は網羅し、医歯薬学部から芸術学部まで多岐にわたる学部を取り揃えている。
中学時代に明確な志望学部があっても高校時代に変わってくることは珍しいことではない。そのような生徒にとっても大変メリットがある日大明誠。日々の受験勉強に追いまくられる必要もなく、高校時代じっくり学部選定が出来るし、通常の成績でも推薦を取ることも可能だ。
大学では好きな分野の勉強をさせてあげたいのが親心。しかし大学へ進む権利を得るために高校時代大きなエネルギーを費やさざるを得ないことは青春の貴重な時間を失うことでもある。それを両立させ得るのが大学付属という選択だろう。