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キリスト教の精神に触れる6年間

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絶命会レポート キリスト教に基づく人権教育

自由が丘にあるキリスト教系の中高一貫女子校、玉川聖学院の学校説明会を取材した。

ステンドグラスがあしらわれたホールに、200名を越す熱心な保護者が集まった。開始15分前からホールのパイプオルガンによる壮麗な演奏が披露され、参加保護者はリラックスした雰囲気で説明会に臨んでいた。

【前回の特集はこちら】

生徒さんたちは毎朝、ここで礼拝を行い、パイプオルガンにあわせて賛美歌を歌うとのこと。毎日を敬虔な気持ちで過ごすことができそうだ。


バーナード・バートン学院長のお話

説明会は学院長であるバーナード・バートン先生の挨拶から始まった。バートン学院長は玉川聖学院の「顔」であり、学院長の人柄に惹かれて玉川聖学院を志望するご家庭も少なくないという。

「中学校・高校の6年間をどういう環境で過ごすかということは、アイデンティティ形成においてきわめて重要な要素です」

そう語るバートン学院長は、常に穏やかな笑みをたたえており、会場からも自然と笑みがこぼれた。肩肘を張らない柔和な魅力をみせながら、バートン学院長は玉川聖学院の教育について、

  1. 人間はひとりひとりが神様の作品であり、大切なかけがえのない存在である
  2. 自分を知り、好きになり、伸ばしていく
  3. 相手も自分と同じく大切な存在だと尊重し、学びあう

以上3点の教育を行うことを「約束する」と、自信をもって仰っていた。


中高部長 水口先生のお話

学院での1年間の生活を紹介するビデオを流しながら、生徒さんのありのままの姿を紹介していた。
言を尽くして説明するよりも生徒さんの日常生活を実際に見てもらうことで、学院の魅力を伝えようとしていた。まさに百聞は一見に如かず、である。
運動会や海外の姉妹校との交流といったイベントの中で、生徒さんや保護者の方々とともに歌い踊るバートン学院長の姿が見受けられた。

ここで気付いたのだが、説明会の会場で保護者の方々を案内する教職員のみなさんも、バートン学院長と同じく柔らかな物腰で応対している。学院長を中心とした魅力あふれる先生方に囲まれて、生徒さんたちは穏やかに伸びやかに成長していくことだろう。

教科について
1つ1つの教科をじっくりと行う。ゆえに、先取りはほとんどやらない。一方で、レポートや発表、集団での課題学習を多く出すことで、「自分で考えて、それを形にして表現する」という、総合的な知を育成する。
入試について(田中中等部教頭の話)
この3年間で、応募者数・受験者数は上昇傾向にある。試験日は例年、2月1日と2月3日の二回。毎年およそ95%程度の受験生が1日・3日の両方に出願するという。ただし、来年は2月3日が日曜日に当たるため、2月2日・2月4日に振り分けて3回の入試日を設ける。

各科目の入試担当より

算・国・理・社の入試担当の先生が、過去3年分の入試の分析を解説していた。図形や割合といった、分野ごとの正解率を詳細に紹介するだけでなく、「合格者と不合格者とで、正解率に30%以上の開きがあった単元」をピックアップして取り上げていたのには驚いた。

秋の説明会では、入試問題についてより突っ込んだ話が展開されるという。これは合否に直結する情報であるため、玉川聖学院の受験を考えている方はぜひとも説明会まで足を運ばれたい。

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学院長インタビュー 志望動機に挙げられる人柄

学院長バーナード・バーtpん先生のインタビュー

玉川聖学院の顔であるバートン学院長。単独インタビューで学校の魅力、そして学院長ご自身の魅力に迫った。

Q:説明会のビデオを拝見いたしましたが、生徒さんと一緒に写ってらっしゃることが本当に多いですね。

バーナード・バートン学院長A:そうですね。生徒のみなさんとは毎日のようにお話しています。職員室に併設してある学院長室も、いつでも生徒さんが入ってこられるようにオープンにしてあります。 やはり、学校は生徒のものですからね。生徒さんたちにはぜひ、同級生のみなさんや我々教職員との対話を通じて、互いを尊重するキリスト教の精神を身につけてほしいです。


Q:キリスト教の精神というお話がありましたが、貴校ではどのようなキリスト教教育をなさってらっしゃるのでしょうか。

A:生徒には、在学中に聖書の世界観を身につけてほしいと願っています。その中で最も重要なのは、『人間はみな、ひとりひとりが大切な、神様の作品である』ということです。 自分を大切にし、同様に他者も大切にする……本校では聖書の時間や毎日の礼拝をはじめとした日常の学院生活を通じて、そういった全人格教育を行っています。

Q:貴校の特色ある教育の中で、宗教教育とともに英語教育も挙げることができますね。

A:本校では自分の人生をより豊かにできる道具として、英語を身につけてもらえればと思っており、中1の段階から週6回の英語と英会話の授業を設けています。

英語の難しさを感じる生徒もいますので、英語を身近に感じられるように、世界20カ国の方々を本校に招く「international day」や海外への修学旅行などで、英語でコミュニケーションすることの楽しさ・大切さを生徒に実感してもらっています。

もちろん大学受験のための英語も軽視しているわけではありません。高3では習熟度によって2クラスを4段階のクラスに分けて、受験に向けた指導を行っています。


Q:生徒さんの生活についてですが、みなさん穏やかでのびやかに過ごしていらっしゃいますね。それが貴校の大きな魅力のひとつだと考えますが、それを可能にするため、貴校はどういった工夫をなさっているのでしょうか。

A:一番大きな要素は、生徒たちがいつも安心して学校生活を送っているというところだと思います。

Q:安心、ですか。

A:本校では比較的きびしい規則を設けていますが、その規則はあくまで生徒を守るためのものです。しっかりとした行動の規範・枠組みの中に守られて、その中で生徒さんたちが伸び伸びと成長していくというのが本校のスタイルです。

 

また、保護者の方々が我々を信頼して生徒さんを預けてくださっているのですから、その生徒さんたちを守らなければならないという『責任』を強く感じています。学院全体に設置してあるセキュリティシステムも、震度7の地震にも耐えられる校舎も、すべて安心して生徒さんに通ってもらうためのものです。


Q:最後に、この特集をご覧になっている方へ一言お願いします。

A:本校を見ていただき、教育方針を理解していただき、ご家庭と学校が同じ想いでお子さんを育てられると感じていただけたら、ぜひ本校を選んでいただきたいと思っています。

学院長をはじめとした魅力あふれる教育者に囲まれ、安心して中高6年間を過ごすことのできる玉川聖学院。興味を持たれた方は、今後の説明会や学院祭へぜひ足を運ばれたい。

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