中学受験で最難関校に進んだ生徒の全てが、大学でも第一志望に入学できるわけではありません。
一方、中学受験で涙を飲んだ生徒が、大学で第一志望を勝ち取ることも珍しくありません。どのようにして両者の差はつくのでしょうか。
前者は「中高一貫校生の失敗パターン」に嵌ってしまっているケースが大半です。
こういった症状に陥る原因の一つとして、一貫校に入ってから勉強の習慣がなくなってしまうことが挙げられます。通学距離が伸びて行動半径が広がり、部活動もはじまり、受験期に比べるとどうしても勉強に割く時間とエネルギーは減っていきます。 勉強不足のまま定期試験を迎えたとしても、中学受験で培った集中力があれば、一夜漬けでなんとか仕上げてしまうことができます。とはいえ、一夜漬けでは受験まで役立つ基礎力を身につけることは到底不可能です。学習した範囲の知識を確実に積み重ねることが、大学入試では必要になるからです。今年度の入試でも、浅い理解のまま学習し、基礎をおろそかにしたがゆえにセンター試験で涙を飲んだ中高一貫校生がたくさん。希望する中学に入った後も気を緩めすぎることなく勉強を続けることこそが、志望大学合格に必要不可欠な要素であり、一番の近道でもあります。
学校の授業がない夏休みの期間は、徹底的に復習をしてこれまでの学習範囲を定着させるチャンスです。志望大学合格という夢のため、夏期講習等を利用して、夏期講習など利用して早いうちから対策を立てられてはいかがでしょうか。
国公立大学の入学試験は、基礎学力をみる「センター試験」と、「二次試験」の二つのステップに分かれており、その2つの試験の総合判定で合否が決定されます。
合否はセンター試験と二次試験の総合判定で行われます。配点上は二次試験重視ですが、東大や医学部などの倍率が高い大学・学部では、センター試験で失敗すると二次試験に進めなくなる危険があります。
2007年度、センター試験平均点が前年に比べ全般的に下がりました。
その結果、例年以上に、センター試験で明暗が分かれる入試となり一科目の失敗が命取りになりました。
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